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人生の醍醐味 [自然]

少々大袈裟なタイトルですが、最近いろいろ調べ物をしているうちに

「うん これが自分の人生の醍醐味だ」という、僕なりの(今現在の)結論がでた。

それは、揺れ動く心の流れを意識的に御する事だと思う。

人生を左右する耐え難いストレスや、些細な日常でのストレス、その全てにおいて

平等に"耐えがたきを耐える"事。そしてその自分の心の中に静を見出してフッと笑顔が

出る瞬間、その時の心の穏やかさや美しさこそ人生の醍醐味だと思う。

結婚して8年、他人が一緒に生活すれば些細な耐え難い事(他人にとってはどうでもいいこと)

の連続になる。ただこれはけして不幸なんかじゃない、他人に自分をわかってもらうという

人生ではじめてのエデュケーションなんだ。

そんな些細な日常の中でもフッと笑えてきて(某アナウンサー風に)

「こんなことどっちでもいいな うん どっちでもいい」そういう瞬間ってちょっと清い。

これが些細なことじゃなくなって、もっと自分の人生を大きく変える出来事が起こったとき

その突然襲った不幸(この時点では)に焦って自暴自棄になって飛び出すわけでもなく、

逃げもせず、ただその現状を噛み締める、泣いたり、不安になったりを繰り返して

その不安定なトンネルをくぐると喜びでも悲しみでもない微妙な清い草原みたいな

所にでる。晴れでも雨でもないその環境を維持するのは、弛まぬ感情なのだと思う。

そんな時は決まって清い。古い話で申し訳ないのだが、プロスノーボーダーだった僕の

絶頂期にニッポンオープンという大会のビックエアーという競技で鎖骨を4箇所骨折した

しかも開放骨折で復帰の目処なんて果てしなく遠かった。絶望で真っ暗になって

病院で泣いてしまった。自分の全てのキャリアが奪われてしまう様で不安だった。

なにより明日スノーボードが出来ない現実が寂しかった。

でもその時の経験で自分をコントロールする感情力がレベルアップしたと思う。

その時初めて「せっかくスノーボードが出来ないんだから、英語や輸入や観光、

せっかく外国に行くんだからスノーボードをやめた時、自分を肉付ける知識や教養

経験を蓄えようと思えたのだ、その時歴史が(小さく)動いた!

今まで作った環境でその後約3年間、自力でいろんな

教養を得る修行の旅に出ることができた。キャリアを失ったと思ったところが

キャリアをやっと形にした瞬間だった。

今考えるとあの絶頂期に僕はスノーボードに飽いていた。失わなければ毎日スノーボードが

出来る環境が素晴らしいと思えなくなって来てたんだと思う。

そして失って初めて「ああ 些細なことだったんだな」と思いながらもう13年近く

その折れた鎖骨をチタンプレートと6本のビスで留めている。

ドラマで危篤状態の患者が亡くなるとき波打つグラフが一本の線になる瞬間を見る。

心の生死は常に小さくDNAに刻まれていく、その繰り返しが思い出なだけで

人の生死は大きく動く人間社会の思い出なんだろうと思う。そしてそれを大袈裟に

"歴史"なんて呼んでるんだと思う。

僕の考える宗教論があるとすれば、人は波打つグラフを一本の線にするために感情の

揺れを精神で御する練習の日々なんだと思う。そうしてやがて自分の死に向かい合う

時に感情を御して心穏やかに旅立って行くんだと思う。

人生の醍醐味は自然や環境や他人から時に自分自身で揺らされたバケツの中の水面を

穏やかに御すためにあるんだと思う。(と今は言っておこう)

これに座って。
ブルンスタ 003.jpg

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